関節リウマチは免疫の異常で起こるので、この免疫を抑えたり調整したりしてリウマチの 勢いを抑えるというのが、抗リウマチ薬の働きです。抗リウマチ薬は大きく分けて、免疫抑制薬と 免疫調整薬があります。一般的には免疫抑制薬のほうが効果の高いものが多く、 このうちメトトレキサートが最も基本的なものです。 最近はメトトレキサートを初期から使っていこうということになっており、 また使用量の保険適用も8r/週から16r/週に増量されたことから、 下の表のコメントに示したその他の抗リウマチ薬の使い方は変わってきています。 古い薬も多いのですが、タクロリムスは関節リウマチに対する保険適応が最近になって認可されたものです。

免疫抑制薬

              

一般名

コメント

製品名

メトトレキサート(MTX)
有効性は,多くの無作為対照試験およびメタ分析で確認されており,最もエビデンスの明確な薬剤といえる。
リウマトレックス
他ジェネリック製剤
タクロリムス
Tリンパ球の働きを抑制して炎症を抑える。MTXでは効果がみられない場合でも一部で効果が証明されている。
プログラフ
レフルノミド
MTXの効果不十分な症例が適応であるが、副作用の増加と重症化が懸念されるため, 安易に併用されるものではない。
アラバ
ミゾリビン
効果は他の抗リウマチ薬に比して弱く,遅効性である。少なくとも1種類以上の他の抗リウマチ薬が無効な例が適応。
ブレディニン

免疫調整薬

                             

一般名

コメント

製品名

金チオリンゴ酸ナトリウム
金を含む注射薬。使用頻度はかつてに比べて減少しつつあるが,中等症以上のRA症例が適応と考えられる。
シオゾール
サラゾスルファピリジン
速効性が特徴。比較的早期で軽症〜中等症のRAがよい適応と考えられる。
アザルフィジン
他ジェネリック製剤
ブシラミン
比較的早期で症状と炎症反応が中等度以上の症例が適応と考えられる。
リマチル
他ジェネリック製剤
アクタリット
効果は他の抗リウマチ薬に比して弱く,遅効性である。早期の炎症症状軽度の軽症RAが適応と考えられる。
モーバー
オークル
D−ペニシラミン
副作用のが多く,他の抗リウマチ薬が無効か使えない中等症以上の症例に用いられることが多い。
メタルカプターゼ
ロベンザリット
効果が弱い割に重大な副作用が多いことから,使用頻度は減少しており,あえて本剤を使用する意義は少ない。
カルフェニール

 薬の効果や副作用の程度は個人差が非常に大きいので、上の表を見て自分勝手に判断せず、 きちんと医師と相談して下さい。




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